考えたことありますか?マラソンなら2回吸って1回吐くとか・・・いろいろありますよね。
これから説明することは、私(湯山)が大会前日のコース案内&講習会(ロタ島)に参加した時に、松丸真幸プロが言っていたことです。
オリンピックディスタンス(51.5キロ)のバイクは「ぜーぜー、はーはーの世界!」、スピードレースですから理屈なんてありません。
40キロバイクは約1時間10分~~~?(凡人タイム)であっと言う間です。
ところがハーフ(90キロ)、ストロングマン(155キロ)、アイアンマン(180キロ)となると話は違ってきます。
最後のランにはハーフなら21キロ。ストロングマン、アイアンマンならフルマラソン42キロが控えています。
つまりランのための足(力)を残しておかなければなりません。
バイクで普通に無意識でこぐと、皆さんはどんな呼吸法をしていますか?自然に任せて・・・ですか?
では例として1回吸い、1回吐き出しのパターンを考えましょう。(いわゆる「はーっ、はーっ、はーっ、はーっ」の状況です)
上り坂のきつい時の状況ですね。この時、おそらくほとんどの方は利き足の踏み込みで息を吐きます。
私は右足踏み込みで 「はーっ!」 です。
さて状況は変わり、平地走行では息も乱れなくなります。ここで重要なこぎ方のポイントがあります。それは3拍子のリズムに合わせてこぐのです。
「とん、とん、はー、とん、とん、はー」で、「はー」の時に踏み込むのです。
つまり3拍子ですから、交互に左右の足で踏み込むことになります。このリズムによる効用は二つあります。
一つ目の効用。それは左右の足に均等に力を加えてこぎますから、利き足だけを酷使することなく、ランへの悪影響を防止できます。
二つ目の効用。平地走行は実に単調であり、「ペダルの回転が重要」といわれても実はアクセントが必要なのです。3拍子で踏んでみてください。 結構、リズムに乗ってきてスピードが上がりますよ。(マジ、私の体験から)向かい風には3拍子こぎはさらに有効かと思います。
是非、練習してみてください。