立ちこぎ(ダンシング)について

立ちこぎは上り坂、最も軽いギアでも「ダメだ!」でするだけではありません。またまた松丸プロの言っていた話になります。

ロングの大会では時間とともに疲労が加わり、次第に消極的なこぎ方になってしまいます。6時間も同じ姿勢ですから、足意外にも首、肩、腰には相当の負担がかかります。どうしたら楽に、積極的にこげるのでしょうか・・・?それは立ちこぎの有効利用なのです。 

では、立ちこぎを使うそれぞれの状況を考えてみましょう。

急な上り坂のはじめ、坂の頂点手前、少しの上り坂でスピードをころさないため、など様々なシチュエーションで使います。

もうひとつ重要な役割があります。それは「気持ちの切り替え」に使うのです。

リズムを殺さず、積極的なこぎ方を維持するためです。つまりレース中のモチベーションの持続のためです。

ロングではいつの間にか単調になってしまう自分の気持ちに、活力(刺激、「カツ!」)を入れるのです。 

同じ姿勢(シッティング)の持続からのリフレッシュを担う意味もありますね。立ちあがるのですから、腰も伸びます。

単純な話ですが、レース中の闘争心を失わないための重要なポイントではないでしょうか・・・。

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